2020/12/08 18:00

というのは、目にも鮮やかなピンク色が売りの「紅梅」よりも真っ赤な嘘でして…



なんと、いまにも伝わるお餅つきの文化は、弥生時代から存在していたようです。



 そもそも日本は、多神教の国です。



この時期になると忘年会でよくお酒を飲まれると思いますが、
よく部下が少し酒を残したジョッキを見て上司が「その酒残したら、酒の神様に怒られるぞ!」なんて光景もよくあることでしょう。



あるいは、小さい子どもが親に怒られる文句として「お片付けしないと、○○の神様に叱られるよ」なんて言われたこともあるでしょう。




同じようにして、餅のもとになるお米の一粒一粒にも、神様が宿っていると言い伝えられています。





年末になると、翌年の豊作を約束してくれる、歳神様(稲の神様)を各家族に迎え入れる準備をします。
門松やしめ縄を飾り、そして鏡餅を作るのです。
歳神様はお米一粒一粒(神様一人一人)の集合体で、ものすごいパワーをもつ鏡餅に年末年始の間来てくれます。
鏡餅に宿った歳神様の魂は、鏡開きで餅玉を小さく分け、このカチコチの餅を食べやすく煮て、いわゆる雑煮にして食べたのです。
このときの鏡餅の小さなカケラは、「歳神様の魂」→「御歳魂」→「お年玉」の語源なんですね。

元々、「お年玉」はお餅だったんですね!






なるほど、
「お年玉」の語源は「鏡餅」から来ていた、と。











甥っ子のお年玉をケチって、小さい餅のカケラをあげようとしている男がいたんですよ~

男はだまって、江戸のし餅!





……どうせお餅をあげるなら、江戸のし餅にしましょう!